今年度の最低賃金の目安が全国平均で14円引き上げられます。
現在、京都は759円。もし、このまま14円引き上げられるなら、773円になるかもしれません。
最低賃金で月給を設定するとしますと、773円×177時間(1ヶ月変形の際の限度時間)=13万6821円。
もし、13万5000円を基本給に設定していて、他に基礎的な手当がない場合は基本給を引き上げる必要があります。
さて、京都は最低賃金が生活保護給付水準より低くなる「逆転」状態にあります。8月から実施される生活保護の支給基準引き下げがありますが、生活保護はいくらぐらい支給されているのでしょうか。
調べてみたところ・・・1級地-1京都市に居住している母子世帯の場合19万円ほどかと思われます。他にも、年金や医療費などが無料ですので手取りで考えたらもっと生活保護の方が高くなるでしょう。
(もし13万5000円が月次の給料で社会保険加入していたら・・・
健康保険料・・・6687円<介護保険には対象ではないとしてます>
厚生年金保険料・・・11233円
雇用保険料・・・675円
源泉所得税・・・1540円
控除額の合計=20,135円
よって、手取額は11万4865円かと試算できます)
前年に収入があるなら、ここから住民税も引かれますので、最低賃金での生活は困窮きわまるものでしょう。