最近、年金事務所から顧問先に「算定基礎届が未提出です」という内容のハガキが送られ、顧問先から「出してないの?」といった質問をお受けします。

 

そんなことはございません。

 

殆どは7/10の法定期限内に提出をしております。(被保険者数が多いところは少し遅れてしまいましたが・・・)

 

こういった事態の原因を探るために事務センターへ問い合わせを行いました。

(当事務所は電子申請を原則としてます。電子申請の窓口は事務センターになります)

すると、事務センターの回答としては・・・「こちらのチェックが遅れ、通知と行き違いになっておりました。ハガキを破棄くださいませ」といった内容。 あまり納得のいく回答ではありません。

去年はこんな事態はなかったですし、ましてや8月の終わりに未提出ですよ、といった内容を顧問の社労士をスキップして直接会社に送るって一体どうゆうこと???と思っていました。

そんなある日に、ある記事を見つけました。

年金事務 委託先破産

受託企業が、資金繰りに困って7/29に事業を停止。京都などでは窮余の策として元従業員を直接雇用。

・・・・どうやら、算基礎の時期に委託会社が破産していたようです。この一番忙しい時期に、破産するとは何とも迷惑な話です。おかげで、日本年金機構では今後の委託会社を選ぶ手続きを改善するとのことです。

おそらくこのことが上記の事態を招いたのではないかと思われます。

市場化テストで運営コストをスリム化するのは良いことですが、どんどん民営化していき公共サービスが質の低いものになるのは、本末転倒と言わざるを得ません。