12/11の放送をもって水曜10時「ダンダリン」が最終回となったようです。
私は1話ちゃんと最初から最後まで見ることはなかったですが(リーガルハイをみていますので)、先週見た1コマについてコメントします。
先週ぐらいに放送された未払い残業について。
確か女性が監督署に相談しにきて、明細書に記載された残業時間(20時間)と女性の手帳に記した残業時間が違うとのことですぐに臨検に行くという内容だっはずです。
地方によっては、違うでしょうけど上記の申告内容だけで会社にすぐに臨検するというのは少し考えにくいです。
なぜなら、普通は会社に上記の申告内容が事実かどうか確認をとります。
また、明細書の手当に残業代が含まれる手当がある可能性もあるので、未払いは生じていない可能性もあります。(例えば、管理職手当を支給していてもこの手当に10時間分の残業代を含めるという就業規則の規定と、個別労働契約書の締結があれば監督署レベルではこれ以上調査してくることはないでしょう)
加えて、一番大きな理由として監督官は数が少ないので上記の内容ではすぐに動くとは思えません。
日本には約400万の事業場と5000万人の労働者がいます。 それに対して、監督官の数はたったの約3000人です。(新規採用は200人ほど)
ちなみに、警察官は25万人ほどいます。
つまり単純計算で、監督官1人あたり1333の事業場に16000人の労働環境を監督する義務があるのです。この事実を踏まえると、上記女性の内容で臨検して1日を潰すのは生産的ではないでしょう。
監督官の数、採用の数、もっと増やしてもいいと私は考えます。