最近、「人とのコミュニケーションが苦痛である」「物忘れをよくする」「約束を守れない」「ミスが多い」などの若者が増えたとの問題を耳にします。
もしかしたら、そういった人たちは「発達障害者」かもしれません。
発達障害とは「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)その他これに類する脳機能障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」(発達障害者支援法 第二条) です。
●共通する特徴としては、対人関係・社会性に障がいがあり、知的指数が低くなく、基準並かそれ以上持っています。 知的指数が低くないということは、知的障害はなく知的障害者には当たらないということになります。つまり、療養手帳(一般には障害者手帳)を交付されることはないということになります。(完全に交付されないわけではありませんが、療養手帳の交付をうけられにくい場合が多いです)
発達障害者には、独自の手帳制度がありません。発達障害者で手帳を交付されるには、精神障害者と判定されてからのケースが多いです。
精神障害には1級から3級まであり、統合失調症やうつ病、てんかんなどが精神障害の具体例です。
発達障害がなぜ引き起こされるのか確実な原因は未だに分かっておりません。
ですが、最近ではこうした発達障害を引き起こす原因として、水銀や鉛などの重金属、PCB、ダイオキシン などの環境汚染の影響との関連があると言われてます。厚労省は2010年4月から、出生した子供10万人を対象に、 15年間にわたって、胎生期の重金属や環境ホルモンの汚染と、出生後の発達障害やアレルギーとの因果関係を大規模追跡調査していく方針といいます。なぜ起こるのか・・・その実態が明らかにされるまで、長い歳月を待たなければなりません。